曽野綾子の名言
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最終更新日:2017/02/08
名言
私にも人並みによく思われたいという気分は充分にあるが、私はこの数年、それをかなり整理したのである。いや整理というと体裁いいが、諦めて放棄することを学ぶようになったのである。つまり、人間は、いい人だと思われようとすると努力がいる。
『心に迫るパウロの言葉』
— 曽野綾子bot (@ayako_sono_bot) 2014, 5月 18
1、教育はすべて強制から始まる
2、「子どもの才覚」を養う
3、「人間の原型」を教える
4、親は子どもにとって「土」である
5、子どもに教育が必要なら、親にもそれ以前に教育が必要
6、「叱る」ことと「ほめる」ことは連動作用
7、代替のきかない個性を伸ばす
8、親離れ、子離れ『親の計らい』曽野綾子 扶桑者新書より
腐りかけの果物、心が病んでいる人間は社会や周囲に往々にして迷惑をかけるが、しばしばすばらしい芳香も放つのである。もちろん常識的に言えば、果物は腐っていない方が、人間は心が病んでいない方が始末がいい。しかしその腐りかけの部分がないと、人生の芳香もない。
— 曽野綾子bot (@ayako_sono_bot) 2014, 5月 24
何かがまちがいなくできる、という感覚も快いものでしょうが、私は何かが完全にできることはないのだ、という思いもまた好きでした。
『仮の宿』
— 曽野綾子bot (@ayako_sono_bot) 2014, 5月 22
英語の「ワンダフル」は「フル・オブ・ワンダー」ということで、実は驚きがいっぱい、ということだ。すばらしい、という表現の基本には「想定外」が含まれるらしい。もし想定通りに事が進んだら、必ずしもワンダフルではないのかもしれない。
— 曽野綾子bot (@ayako_sono_bot) 2014, 5月 21
人を助けるなどということは、本来不可能なことなのだが、それでも一人の目の前にいる人がほんの少しでも、幸せになることができれば、という程度のことでやるのである。
『あとは野となれ』
— 曽野綾子bot (@ayako_sono_bot) 2014, 5月 20
生の基本は一人である。それ故にこそ、他人に与え、係るという行為が、比類ない香気を持つように思われる。
『人びとの中の私』
— 曽野綾子bot (@ayako_sono_bot) 2014, 5月 19
人は公平、幸福、順調が何より好きだが、心の一部では、そうでもない要素も求めている。つまり不公平であることは充分知りつつ、時には桁外れの豪華な暮らしや、家柄の故に不当に裂かれる悲恋も好きなのである。
— 曽野綾子bot (@ayako_sono_bot) 2014, 5月 19
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